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青の掌
祭喜は年長さんに成っていた。弟も少しだけ立って歩けるぐらい成長していた。
祭喜はお兄ちゃん気取り。弟を外に連れ出しては一緒に遊んでいた。
今日は幼稚園が休み。弟と2人仲良く公園に行く。
一緒にシーソー。
仲良く上下に運動。
弟は奇声に似た声を出し喜んでる。
祭喜突然シーソー飽きた。シーソーから降りた。
弟突然シーソーから急降下。尻打って痛い。
弟当然泣き叫ぶ。
祭喜呆然。弟に近づいて尻撫でてあげた。
弟おんぶして家到着。
弟は疲れて寝てしまった。
晩飯食い終わり祭喜は考えていた。
弟あれぐらいで泣いてたら強く成れない。
次の日祭喜は幼稚園から帰って来て弟を外に連れ出した。弟を強く鍛え上げる事に決定。
まだ一歳なのにムキムキマッチョってのもキモい。祭喜はそんな事考えてなかった。
祭喜の両手にはサッカーボール。近距離から弟に向かって投げつける。
サッカーボール当てられ弟泣き叫ぶ。
弱い。
ケド弱いの当たり前。弟まだ一歳だから。
祭喜は壁にボールをぶつけて跳ね返して来たのを受け止めて見せた。
弟何とか理解。
祭喜また近距離で投げつける。弟受け止められない。
祭喜は弟を鍛え上げる為に毎日特訓。
ボールをぶつけられる弟はアタックナンバーワンみたい。
涙が出ちゅう。だって一歳だからね。
父親は休みの日に祭喜と弟の特訓目撃。祭喜の行動を叱りつける。
父親が言うにはサッカーボールは投げつける物ではなく蹴る物らしい。
今度は父親が祭喜と弟の特訓。
近距離でサッカーボールを蹴る。受け止めて見せろと言う。父親容赦ない鬼コーチぶり発揮。
祭喜と弟は激しさに耐えられず座り込んだ。父親立てと叫ぶ熱血コーチぶり発揮。
立ち上がりサッカーボール受け止めようとする兄弟。サッカーボール蹴る熱血コーチ。
母親晩飯の時間伝えに登場。父親見てイジメと勘違い。立ち上がる気力喪失した兄弟。
父親は母親に怒られて晩飯抜き。
父親土下座。
祭喜の今日の教訓。
一番強いの母親。
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