橙の掌

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ようやく幼稚園の生活に慣れて来た祭喜 今日はお絵描き帳に好きなモノを描いて佐々木先生に見せる 何を描いてもいい 好きな様に考え 好きな様に描く 祭喜は絵を描くのが苦手だった 苦手はいずれ嫌いに変わる それでも幼稚園に上がる前に文字に興味を持っていた 祭喜は平仮名と片仮名を読み書き出来た 字はまだ汚い 祭喜は考えて双六を作る事にした 完成して佐々木先生に見せる 字が汚いので佐々木先生は読まなかった 双六を作ったというのは祭喜の説明で理解 誉められいい気に成って席に戻る 全員が描いた 佐々木先生チェック終了 誉められいい気に成っている祭喜 休み時間に友達を集め双六 高次がサイコロを振った 3 コマを3つ進める 昼飯抜き 高次今日昼飯食えないのが決定 高次やる気無くして退場 次に剛士がサイコロ振った 2 コマを2つ進める 教室の空気吸ったらダメ 剛士呼吸困難に成り教室から出て行った 和江がサイコロを振った 6 沢山進める 和江は喜んだ しかしそこは双六禁止 和江もやる気無くして去って行った 双六をやるために集めた友達は教室から居なくなった 祭喜他のメンバーで双六再開 雅代がサイコロを振った 1 何となく情けない数 コマを1つ進める ずっと休み 雅代自分が情けなくなって退場 貞がサイコロ振った 4 コマを4つ進める 双六見たらダメ 貞双六見えない位置まで退場 泉がサイコロ振った 5 コマを5つ進める 原宿のコーラを買って来る 泉は原宿までコーラを買いに行く 教室から出て行った また祭喜はメンバーチェンジ 双六は続いた 休み時間が終わった時 教室には祭喜一人だけが残った 何か淋しい 今日の祭喜の教訓 一人に成りたい時には双六image=86149687.jpg
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