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「本当にわりぃ……けどよ」
「やっぱり……」
要が何かを言う前に言葉を出す。
「やっぱり同じ。自分の思い通りに動かない奴は殴ってわからせる」
「待てって」
肩に手が置かれる。
しかし、僕はその手を払いのける。
「もう、いいよ」
「…………」
「もう……関わらないで。話しかけないで」
僕は立ち上がって要を無視するように教室から出て行く。
言い過ぎたかもしれないが、もう、この苛立ちは治まる事はなかった。
出て行った教室からは、静けさの中から大声と、机か椅子かが倒されるような音がした。
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