親友

本性

　気が付けば、クラスで行動する時は決まってあの不良と一緒だ。
　最初は『話す奴がいない同士仲良くしような』と言って来たので仕方なく同意した。
　どうせ何人か友達を作って、その輪に入れば何とかなるだろうと思っていた。
　けど、それは誤りだった。
　一緒にいる僕もあの不良の仲間だと思われ、入ろうとする人達からは異様な目で見られる。
　そんな目をされるといにくいので、仕方なくあの不良、要という人と行動する事に断念した。
　そして、一緒に行動するようになってからたった数日で、僕はあいつに失望した。