テストの後には後悔だけが残る

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        「ねぇ……ケン。」         あぁ忙しい忙しい。とっても勉強で忙しい。間違っても、「何か」が俺を呼んでいる声なんて聞こえないぞ。           「ねぇってば!!!」             あー、なんか幻聴が聞こえるような聞こえないような。しかし幻聴に気を取られてる暇なんて俺にはないんだぞ。さて、気を取り直して…――ぇ!!?                                 ゴスッ!!         何かを殴ったような鈍い音がした。                           チカ が 俺 を殴ったのだ。 しかも何故か手に持っているのはハリー・○ッター。     「ってぇ~~~――!!」   流石は○リー・ポッター。外装も立派なので、威力は十分過ぎるほどに強烈。 殺傷能力に最も優れた本ベスト3に毎回ランキング(たった今作った)入りするだけはある。             っと、こんな解説してる場合じゃない。     「てめぇ!!!!いきなり何しやがんだコラ!!!!!」   チカに思いっきり怒鳴り散らす俺。それほどまでにハ○ーは強かった。
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