17人が本棚に入れています
本棚に追加
「てっ…てめぇ!!?どこでんな情報をっ!!!」
あんなに厳重に隠し通してたのに、こうもあっさりバレてたとは。……どーゆー情報網使いやがったんだ。
「……さぁ、迷ってる時間はないと思うけど?」
淡々と話を進めて来る「ヤツ」。
……くそぉ、弱味さえ握られてなきゃこんなやつギッタンギッタンにしてやるのに。
だが確かにそんなに迷ってる時間は無くて。
「…分かった、要求を飲もう。」
そう他の奴らには聞こえないように小声で言うと
クスッ。
そう笑って「ヤツ」は嘘泣きを止め、周りもだんだん落ち着いていった。
「改めてよろしくね、三浦賢人君?」
―――――――――――
この日から、「チカ」と「俺」は一緒に学校で過ごすようになった。
最初のコメントを投稿しよう!