十代の空

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砂時計の降り積もった 一粒一粒が 僕の時間だとして 果たして あとどれだけの時が 僕には 残されているのだろう? 確かめたくて 見上げた空には 星ひとつなく 不安げに月に寄り添う 雲が漂うのみ どこまでも つづいている空なのに 僕に映る空は なんてちっぽけ… いつまでもこのままで いいはずなんてないのに なんてちっぽけな なんてちっぽけな 十代の空
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