8599人が本棚に入れています
本棚に追加
真那『ママってば…。』
藍那『…うるさいわね…。あっちへ行ってなさいよ。』
真那『ご…ごめんなさい…。』
思いがけない言葉に、泣きそうになりながら真那は去って行った。
―いつもこう。
きつく娘に当たって、娘の悲しい顔を見て、後悔する。
成長が早いのは、真那が悪いんじゃないのに…。
私は深いため息をついた。
この早い成長を、夫のように喜べたらいいのに。
ああ…もう。
全部私が悪いんじゃない…。
最初のコメントを投稿しよう!