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真那に当たってしまう自分が一番嫌。
私が居なければ、真那はもっと幸せだったかも知れないのに。
祐希『ただいま。』
夫の声に、私は現実に戻った。
藍那『あ…。おかえりなさい。』
私は食事の用意をしながら言った。
祐希『ただいま。ケーキ買って来たぞ。』
真那は、勉強の手を休めて歓声をあげた。
真那『イチゴのケーキ?』
祐希『そうだよ。ご飯の後でな。』
私はその会話に加わろうとはせず、食事を並べた。
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