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そして、三冊目は『悪い子は…』という奇妙な黒い本だった。
表紙に大きくお化けの絵が書いてある。
藍那『ちょっと…何この絵本。』
祐希『怖い絵本だよ。仕付けにいいとか…。』
藍那『やめてよ…。真那は仕付け出来ているわ。』
不安だった。
全然怖い物を見たことのない子には、刺激が強いんじゃないのか。
真那『悪い子は…お化けと一緒に…お化けの世界へ…。』
真っ先に真那は、その本を手にして、たどたどしい読み方で読み始めた。
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