一年後

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疲れていたのだろう。 可愛い寝顔の真那を寝かすために、夫が抱いてベットまで運んだ。私は布団を持ち上げて、枕を整える。 真那はまだ一才だが、一人部屋だ。 一人で寝ても、寂しくないのだという。 藍那『おやすみなさい。』 そう静かに言って、電気を消して、部屋を出て行った。 これが…真那の一才の誕生日の出来事だ。 まさか、あの絵本で真那が変わってしまうなんて、まだ思わなかった。
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