真那の豹変

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あれから一年程たった時。 真那『お母さん、ビデオ借りましょう。』 真那はこの頃…本当に変わった。 それまで全然興味がなかった殺人物や、ホラーのDVDに興味を持ち始めたのだ。 大人でも気分が悪くなりそうな、グロテスクな物も一人で平気で見る。 藍那『ねぇ真那。たまには、アニメみない?』 真那『そんな物に、興味はないわ。』 まだ二才だと言うのに、ますます大人びていた。 黒い髪は腰まで伸び、背丈も私よりちょっと小さいくらいだ。 そして不思議な魅力を持っていて、町を歩けば、若い男に必ず声を掛けられた。
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