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逃げ出そうとした女の腕を、男が掴んだ。
男『助けて…くれよ…。』
女『やめろよ!キメェんだよ!』
死に物狂いで、男の腕を引き離そうとした。
逃げなきゃ私も殺される…!
真那『悪い子はだぁれ?』
暗闇の中、キラリと光る血生臭いナイフが見えた。
女『悪い子はアイツらだよ!ウチは何にも悪くねぇよ!』
女はとっさにそう言った。
真那『…。』
カツカツカツカツ…。
足音とナイフの光りが、ゆっくり遠ざかって行った。
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