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真那は体の成長だけが早いんじゃない。
心の成長も早いのだ。
ホラー等の、人間の本性を見すぎた真那は人よりずっと、世の中と人間が嫌いになったのだろう。
そんな真那が考え出したのは“悪い人の排除”。
…人殺しなんて、許されるわけない。
それに、人は誰でも悪い部分がある。
それをどんどん罰して行ったら、皆殺し…!
藍那『ハァハァッ…。』
私は息を切らして、いつも来る桜の木の下に来ていた。
…誰も居ない…。
藍那『…。』
悪態を付く間もなく、無言でまた走り出した。
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