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真那の噂は立ち処に広がり、消されることはなかった。
『恐ろしい悪魔が来るよ。』
『悪い人間を殺す、死神だって噂だ。』
『凄く美しい女性だけど、実年齢は、まだ小さいんだって…。』
『嘘ー…。やっぱり悪魔だ。美女に化けてるんだ。』
噂が立てば立つ程、祐希の心は沈んでいった。
藍那も何処かへ出て行ってしまったし、これから俺はどうすればいいのか…。
ピーンポーン
途方に暮れる祐希の所へ、チャイムが鳴り響いた。
ドンドン
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