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もう3日も彼女からメールもらってない。
僕は思い切って謝った。
「ごめん、明日が、その、僕たちがつきあい始めて3ヶ月記念日なんてわからなくて」
言い方悪いかな。強気にでようかな。
「そこまで細かく覚えてられないよ」
絶対、怒った……かな。
彼女の顔を両手で包み込んでキスをした。
これには驚くだろう。
唇をゆっくり離した後、一言が。
「光司、風船抱えて何してるの?夕飯よ」
来るな、母さん。
無言で風船を置いて飯に向かう。
許してくれるかな。ななちゃん。
風船づくりは慣れたんだけど。
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