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真正面から攻めて、一網打尽。
森の中を動き回り、一人ずつ倒していく。
お互い違う考えもっていることも知らずに、目で合図を送り作戦を実行した。
レイは盗賊達の真正面に、ベルリアは盗賊達の後ろ側に。
勿論レイは気付かれたが、ベルリアは、気付かれなかった。
レイはそのまま目に止まらぬ速さで盗賊達を切りつけていく。
そのとき棍棒を持った盗賊がレイの頭に向かってそれを振り下ろす。
棍棒がレイの頭に当たるその瞬間、盗賊が倒れた。
ベルリアの一撃が盗賊を倒したのだ。
「ありがとうな。これで倒した数は五人だ。今日はまだまだいけるぜ。」
しかしベルリアは
「でも、作戦を考えておかないとさっきみたいなことになるわよ。たまたま残ったのが一人だったからよかったけど。」
その言葉に腹をたてたのか
「たまたまなんてこと言うなよ!俺は全力でやってるんだぜ。」
すかさずベルリアが
「私は話し合っておいたほうが安全だって言ってるの!あんな危なっかしいの二度目は無いのよ!」
レイは完全に腹をたててしまい
「もう俺は一人で行動する。」
そう言い残し去っていった。
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