幼年期

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「…お、お兄ちゃん?」 「そうだ!」 優しく微笑む父親。 愛おしむように…お腹をさする絵里。 「お兄ちゃん…」 「私の事は…認めてくれなくてもいいから…ね?この子は、栄治くんの…妹か弟だからね…」 膝を曲げ、栄治の目線で微笑んだ。 「うん。わかった。」 力強く 栄治は頷いた。 週末 父親と絵里の結婚式が、執り行われた。
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