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「姫様っ
来週何の日か忘れてませんよね??」
いつもこんな感じなのが陣。
…うるさいなぁもう…
「何かあったっけ??」
わかってるけど…惚ける姫の鈴華。
「姫様っ、来週は姫様が正式に姫になる挨拶をする日ですよ!?
流石にこれを欠席する訳にはいきませんっ
今日から挨拶の練習をしなくては…」
陣が必死なのをよそに鈴華ははっきりと言い放った。
「私は出ないよっ
そんな事したら学校に通えなくなっちゃうじゃない」
「ですがっ…「あ―もうこんな時間っ!!遅刻しちゃう
行ってきまーす」
「ちょっ……姫様っ!!」
今までもこんな感じで鈴華は必死な陣を乗り切ってきた。
「ほら陣も早く行かないと遅刻だよっ」
「……あヤバッ!!」
「…そういや龍騎は??」
「多分門で待ってます。」
陣と龍騎は護衛のため鈴華のクラスメイトとして同じ学校へ。
これは全て学校理事にも秘密になっている。
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