日常

5/6
前へ
/6ページ
次へ
医師から話しを受け.マイクに顔が合わせづらかったが.自分達が引いてどうする。と思い.両親は.いつものように明るく『おはようマイク』と接していった。 その頃になると.マイクが夢を語りだした.将来は.『ママとパパを助ける大きな人になる』と。両親は号泣した。マイクは慌てて『どうしたの?』と心配そうに両親の顔をみる。 そしてマイクを抱き締める母親。 しかしそれからは.もう息子の前では泣かないと誓った。 夢を語り.両親と遊ぶ。それが医師に宣告された6か月をとっくに過ぎている。 両親はこのまま生き延びると思い始めていた。 外出許可がおり.親子3人での初の旅行が決まった。 旅行の準備をしながら.ふと思った。もし旅先で... いや.考えても意味がない。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加