初めの一歩

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曇った窓ガラスから、温かい太陽の光が入ってきている。 瑠璃は目を覚ました。 「ふぁ~……もう朝かぁ。なんか寝足りないなぁ。昨日は早く寝たのに……」 枕の横に置いておいた携帯に手を伸ばす。 『13:25』 「………」 昼、ですか。あれ~……じゃ、この眠気は一体どこからきているんだ!? 「ま、いいや」 布団から体を起こし、パソコンへ向かう。 安い中古品しか買えなかった為、起動までに六分は掛かる。 その間に歯を磨いて顔を洗う。 濡れた顔をタオルで拭きながらパソコンの画面を見た。 “依頼 1件”  
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