~第1章 僕はどこ?~ …1節シルフ…

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「ここにいるって意識をしっかり持って、集中して!君の体を風の力で覆ってあげるから!」 さっきから浮いていた緑の光の球体がこちらへ漂ってきて言葉を発した。 「へ?」 僕は、驚き間の抜けた返事をしてしまった。 「へ?じゃない。さっき言ったようにする。それとも、このまま消える?自分は別にかまわないけど…」 「わ、解った…僕はここにいる。まだ消えたくない!僕はここにいる…」 僕はここにいると、思い続けていると
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