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リッチ「ハァ?こんなにいんの?」
シェンザ高校剣術科の集合場所には、驚くほどたくさんの人がいた?ざっと数えて800人くらいはいる。
リッチ「確か、合格採用枠が30人だったから、27人に一人は落ちるの?やばいかも。」
デューク「所詮は雑魚ばかりだ。脅えることはなかろう。」
人数の多さに驚くリッチに声をかけてきたのは、さっきの男デュークだった。
リッチ「なんだよ急になれなれしくなって」
デューク「ふふふ。たかが人数が多いだけでびびっているチキン君があわれでね」
リッチ「デュークとかいったな?連れはいないのか?」
デューク「ミアか?ミアは魔法科だから、別々だよ」
リッチ「魔法科か。ふふふ。ジニーと同じか。じゃあおいらがお前を、ジニーがミアさんをぶったおすことになるんだな!」
リッチが何やらガッツポーズをする。まだ戦ってもいないのに、勝ったつもりのようだった。
デューク「無礼な態度は置いておく。確かにミアではジニー・アーキスには勝てないだろうな」
リッチ「は?なんだ?ジニーをしってるのか?マネマネの次はストーカー?」
デューク「君は僕を舐めているのか?アーキス家のご令嬢が天才魔術師という話は聞いてるよ。君には釣り合わない人だからね。だから君は僕がしっかりと叩きのめし、シェンザ高校入学も、ジニー・アーキスも、自分には不釣り合いの高嶺の花だったと教えてやるとしよう」
リッチ「何が高嶺の話だよ!何がしたいのかわかんねーけど、てめーにゃ負けないさ!」
と、二人が会話をする中、教官らしき人物がやってきた。
教官「受験生、揃ったな?ではこれよりバトルロイヤルを始める」
リッチ「あぁ、最初の試験のバトルロイヤルか!」
教官「そうだ。五人一組で行う。名前を呼ばれた人間は教室に入れ。まずはデューク・カウフマン。パーク・サン。リッチ・カルダス。ネモ・シン。ピッチ・マリオン」
教官の呼ぶ名前に、リッチとデュークの名前を聞いたリッチとデュークの顔色が変わった。
リッチ「いきなり勝負かよ!」
デューク「おやおや。いきなり最初の試験で不合格とは、可哀想にな。」
必死に練習してきたリッチは、バトルロイヤルで勝ち残ることが出来るのだろうか?
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