ソウル・ジュエル

入試奮闘編３ 合格？不合格？

ジニーと話してるだけで、あっという間に三時間が経過し、いよいよ二次試験がやってきた！

教官「ではこれより二次試験を行う。まず初戦は、リッチ・カルダスＶＳデューク・カウフマンだ」
リッチ「ちょ、またデュークかよ！」
デューク「フッ、勝敗が合否を決定するわけではないといえ、リッチが相手なら負けることはこれでないな」
リッチ「なんかムカつく！」
教官「喧嘩はよせ。では二人はついてこい」

二人は教官に連れられ、三つ隣、魔法科の受験教室に連れられた。中には魔法科の生徒がわんさかいた。ジニーやミアもその中にはいる

教官「ではパートナーを伝える。リッチ・カルダスのパートナーは、ミア・メリーウェル」
ミア「ウチか。よっしゃ、やったるで！」
リッチ「あ、関西弁女だ」
ミア「ほーぅ、そんな呼び方するんやな」
リッチ「い、いや、まぁ、とりあえずよろしく。なんとか勝とうな」
ミア「せやな。よろしゅうに～」

ミアの差し出す手に、リッチは拒む理由なく、握手をする。

教官「続いてデューク・カウフマンのパートナー、ジニー・アーキス」
リッチ「なにー！」

デュークとジニーのコンビ。たった今、全受験生最強のタッグが完成した！

教官「ルールは、今から配る風船付き帽子をかぶってもらい、どちらかのチームの風船が二人とも割れたら終了だ。例え一人割れても失格ではなく、その人間は動けるぞ」　

つまり、一人分の風船を犠牲にしても、二人とも動ける。これもまた素晴らしく機転を試されるテストだった

教官「では、一分だけ作戦タイムを与える。お互いの特徴や戦略を話し合え。」

リッチとミアは体育座りで向き合い、話し合いを始めた。

リッチ「ぶっちゃけあっち最強だぜ」
ミア「せやな」
リッチ「そこで作戦だけど、まずデュークをぶったおす。ミアはできるだけ強力な魔法をデュークにぶっけてくれ。その隙にデュークをぶんなぐるから」
ミア「……あんさー、実はいわなあかんことがあんねん」
リッチ「ん？」
ミア「実はな。ウチ、一次試験でな、魔法使いまくって、まだ回復してないんやわ」
リッチ「えっと、つまり？」
ミア「ウチ、今はＭＰ０やねん。魔法使えそうにないねん」
リッチ「な、にーーー！」

むこうはデュークがいて、ジニーはさっきはなした様子では全然ＭＰに余裕がある様子！
これからリッチ、どーなっちゃうの？