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教官「ふむ。デューク&ジニー組は普通に作戦会議をしているな。それに比べてリッチ&ミア組は……何をしている?」
教官の目から見ると、ミアがリッチに抱きついているとしか見えない。リッチが必死にふりほどこうとしているがなかなか離れない。こんなんで大丈夫か?
ジニー「リッチ、私が相手だからって、手を抜かないでね」
リッチ「抜けないてば!無理無理!」
ジニーとデュークのコンビ。手を抜いたらまず瞬殺される。手を抜けるはずがない!最悪勝てなくても、せめて善戦はしたい
とはいえリッチもミアも負けるつもりはない!二人のたてた作戦は、勝つための作戦!
教官「それじゃあ始める。二次試験、開始!」
教官の一言で、試験は開始された!
ミア「ほないくで、リッチはん!」
リッチ「あいよ、遅れるなよ、ミア!」
試験開始と同時に、リッチとミアは全速力で前に突撃!デュークに向かって走り出す!
デューク「なんだ?僕に二人がかりとは、騎馬戦等と訳が違うのだぞ?」
騎馬戦ではハチマキをとられた人間は即刻戦線離脱。しかし今回のバトルは、頭の風船を割られても、どちらかが生き延びている限り、失格にならない。例えばリッチがやられても、ミアがやられるまでならリッチは動ける
ならば、捨て身の戦法でも構わない。つまり、デュークが捨て身で二人を倒せば終わる。このルールでは、一人に対して二人でとびかかるのは不利になる
とか考える前にリッチが先にデュークに近付いた!
デューク「やはり君は素早いな。だが、それだけでは勝てない!」
デュークとジニーの作戦は簡単だった。
デューク「女性を危険にさらしたくはない。ここは僕が二人を殲滅してくれる。」
みたいな感じで、デュークはジニーには何もさせないつもりだった
デューク「リッチ、まずは君から倒してやろう!」
デュークの木刀がリッチに向けられる!
リッチ「いくぜミア!」
リッチは全ての集中力をデュークの剣先に向ける!そのまま、全くスピードを落とさずにデュークの木刀を避けようとした!
パァーン!
だが、トップスピードのままうまく回避動作が出来るはずもなく、鋭いデュークの木刀の前に、リッチの風船は虚しく割れてしまいました!
デューク「このまま転べ!」
デュークはそのまま足を払う!これでリッチが転べば、ジニーは安全になる!
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