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あっというまに時間がすぎ、魔法科・剣術科の受験生は同じ部屋に集まった
教官「では合格者の発表をする。とその前に一つ伝える。実は今の試験では、魔法科の受験生は魔法を禁止していた」
リッチ「成程。剣術科生徒は魔法が使えないないパートナーを引いた場面の機転、魔法科生徒は魔力以外の力を確認するためのテストだったのですね。道理で剣術科の人間は二人ずつ移動した訳だ」
と、リッチが発表しようとしたら、デュークに先に言われてしまった
教官「その通りだ。それを基準に発表する。まずは魔法科二次試験合格者40人。50音順だ。エリッシュ・ゲン。オーディ・マヌス。……サフィール・シェン。ジニー・アーキス」
リッチ「ジニーきたー!よっしゃー!」
教官「静かにしろ!」
リッチ「は、はい……」
ジニー「リッチったら、もう」
ジニーの名前を呼ばれて、むしろリッチの方が喜んでいるように見える
合格者発表は続いた
教官「マルローネ・チーク。ミア・メリーウェル」
ミア「やったでー、相方のリッチはんのおかげや!ありがとなリッチはん!」
リッチ「やったぜー!」
教官「静かにしろと言ったであろう!」
リッチ「は、はい……」
見事にジニーとミアは合格をもらった。一番喜んでるのは何故かリッチだった
教官「続いて剣術科。アルバート・ロン。エドガー・カーソン。……ツーシーム・ジャイロ。デューク・カウフマン」
デューク「当然だな」
リッチ「チェッ。デュークも一緒に合格かよ」
教官「ヨービル・ゴート。ランパ・ウィッチ。あと一人は」
リッチ「きた!ちょうど50音的にも次はリッチ・カルダスだ!」
教官「最後の一人は、レティシア・ミルモーヌ。以上が合格とする」
リッチ「……え゙?」
合格者に、リッチの名前はなかった
ミア「リッチはん……」
デューク「ふん……」
リッチの剣技や機転はみんな見てきた。ミアやデュークだけじゃない、誰もがリッチの不合格に少し衝撃を覚えた
ジニー以外は……
ジニー「質問です。剣術科生徒合格者は39人しかいませんが?あと一人は?」
教官「数えてたか。この土壇場に落ち着いているな。そうだ。合格者はあと一人いる。規定点を越した者があと二人いるので、今から呼ばれる二人は再テストを行う」
リッチ「再テスト?」
教官「一人はシャルロット・クオン。もう一人はリッチ・カルダス」
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