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二次試験、再テストに進出。なんとか首の皮一枚繋がり、思いっきりガッツポーズをするリッチ!
対して、もう一人の再テスト候補のシャルロットという女は不満に見れる
シャルロット「納得いかねーよ!俺が再テストだって?俺は風船三つも割っただろ!」
ミア「せやったら、リッチはんも悪くはなかったで」
教官「では二人が合格保留の理由を説明しよう。まずリッチ・カルダス。君のパートナーだったミアは、魔法使いながら勇ましく立ち向かい、見事デュークの風船を破壊した。次にデュークは、高速で走る君の素早さを凌駕する必殺の一撃だった。ジニーは君との一対一に完全勝利した」
リッチ「おいらは?」
教官「君は戦略・素早さは認める。だが、デュークの一撃は避けられず、魔術士であるジニーに遅れをとった。実力不足ではなく正確な実力がわからないまま。それが君の保留理由だ」
リッチ「い、言い返せねー……」
教官「次にシャルロット。君は実力は認めよう。だが、パートナーの風船を割るなど言語道断だ!」
シャルロット「あいつ、俺の足を引っ張ったんだぜ。邪魔なんだよ!それに俺は一人で二人倒したんだから、実力には問題はないじゃねぇか!」
教官「実力があるなら、再テストに受かってみろ!」
シャルロット「上等!」
シャルロットはリッチに対して中指をたてる!女ながら、身長はざっと180センチ、風格もあり、かなり腕がたつのがわかる
教官「では再テストルールを発表する。二人は、この部屋の中にいる、私以外の誰でもいいので、好きなコンビを作り、再度パートナーバトルをしてもらう。ただし風船は一個、リッチとシャルロットの頭にのみだ。また風船を割ることが出来るのはリッチ&シャルロットのみ。パートナーがわってしまった場合も、失格となる」
リッチ「相方は誰でもいいのか?なら、ジニー」
ジニー「うん。いいよ」
シャルロット「パートナーが風船割ったら失格なんだろ?逆に邪魔じゃねぇか。めんどくせぇぜ。じゃあ適当に、お前だ」
シャルロットの指の先には、デュークがいた
デューク「しかたないか」
こうしてリッチ&ジニー組、シャルロット&デューク組の、二次試験再テストがたった今始まった
教官「ふぅ。しかし嘘はつらいな。リッチ・カルダスは本当なら合格なんだが、敢えて再テストか……」
教官はちょっと溜め息をつき、手を高くあげた。
教官「再テスト、試合開始!」
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