115人が本棚に入れています
本棚に追加
だが、ジニーのクラックによるとんでもない揺れもなんのその、シャルロットは全く動じない!
シャルロット「地震くらいで、俺は止まんねぇんだよ!」
シャルロットはそのまま突っ込んで剣を振り回す!
ジニー「クラックが効かないか……最悪ね。シャルロット、彼女は激強よ。リッチじゃこの一撃は避けられない」
シャルロット「うがぁぁ!」
ガイン!
木刀と木刀が触れ合う音がする。リッチはシャルロットの木刀を、木刀で弾いたのだ
ジニー「え?」
デューク「これは?」
そのままシャルロットは何回も何回もリッチに攻撃する。リッチはそれをぎりぎりで受けた
シャルロット「へー、やるな!」
リッチ「ジニーをあっさり吹き飛ばした奴と互角か。へへ、おいら、今日は絶好調だぜ」
一旦シャルロットは間合いをとり直す
ジニー「いくらアクアウェポンの効果があり、リッチの木刀が極限まで軽くなっているとはいえ互角。どういうこと?シャルロットは確実に強い。リッチをしのぐ強さがある。それなのに、彼女は何故、本気を出していない?」
デューク「いや、本気を出していないどころじゃない、リッチに合わせて戦っている。何故だ?」
シャルロットの行動に不可解な点を見つけたデュークとジニー
教官「どうやらジニーとデュークは気付いたみたいだな。違和感に。だがまだ我々がリッチを試している理由はわからんだろう」
シャルロット「さぁ、今度はそっちから来な!」
リッチ「あぁ、じゃあいくぜ!」
リッチがジニーの方を向きながら言う
ジニー「今はシャルロットに合わせて戦ってみようっと」
ジニーはさらに魔法を詠唱始めた
ジニー「水の流れ、追えぬ物、イリュージョン。おぞましき闇の一閃、デスボール」
次の魔法を二つ唱える
イリュージョンは幻覚を産み出す魔法。目の前のリッチの偽物が出来た!
で、もう一つの魔法は闇魔法デスボール。ジニーの手に闇の塊ができる
ジニー「いつでもこの塊は投げられるよ。くらうと痛いですよ」
攻撃魔法である火魔法は、魔法詠唱と同時に発動する。それに比べ闇魔法は、扱いが難しい分、使いこなしたら様々な使い方がある。戦闘において、特に万能な魔法といえるだろう。とはいえ光魔法同様、発見されて日が浅いために、まだ極めた者はいない。
最初のコメントを投稿しよう!