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ジニー「リッチ、いくよ。燃え尽しなさい。シャドウフレア」
ジニーがシャドウフレアを完成させた!双掌から放たれる太いレーザー状の魔力ビームがシャルロットを襲う!
シャルロット「チッ!これをまともにくらったら痛いからな!」
シャルロットはリッチと競り合っていた木刀を引き、後ろに飛び退く
バァーン!
シャルロット「!!なんだって!」
シャルロットの風船が割れた!
シャルロットが一瞬、避け動作に移ろうとしたわずか一瞬に、リッチは捨て身でシャルロットの懐に飛び込み、木刀で風船を叩き割ったのだ!
リッチ「やった、風船割ったぜ!おいら、合格だ!」
シャルロット「馬鹿!そこは危険だ!」
シャルロットの懐、つまり、シャドウフレアの通過点に飛び込んできたリッチに、シャドウフレアが突き刺さった!
ドゴーン!
シャルロット「うわぁぁ!」
シャルロットはシャドウフレアの風圧により、10㍍近く吹っ飛び、壁に衝突!
シャルロット「い、痛い。でも、俺はかすっただけだから助かったが、リッチには直撃したはずだ!」
見ると、前方でリッチが倒れていた!リッチのは完全な直撃だ!
教官「リッチ!大丈夫か!」
シャルロット「起きろ!こら!」
教官とシャルロットはリッチに駆け寄る!
リッチ「う、うーん。あぁ、なんとか生きてます。ジニー、手加減して撃ってくれてサンキュ」
ジニー「リッチなら飛び込むと思ったから手加減したよ。リッチの考えは読みやすいからね。」
リッチ「俺はジニーの考えわかんないけどな」
ジニー「それはリッチが馬鹿だから。」
リッチ「ひでぇ。」
駆け寄った教官が治癒魔法をかける
シャルロットは思った。チームワークに負けたんだと。最初からリッチが飛び込むことを読んだジニーは、シャドウフレアをジニーは軽く打ったのだ。直撃しても無事なように……
リッチ「で、おいら、風船割ったぜ」
教官「ふむ。よかろう。リッチ・カルダス。二次試験合格だ」
リッチ「ふぅ……なぁ、次の最終試験まで何時間ある?」
教官「お前はぼろぼろだからな。最終試験は最後にやることにする。二時間後だ」
リッチ「わかった。じゃあちょっと眠って……」
デューク「待て!」
そんなリッチの前に、デュークが怒声をかける
デューク「リッチ・カルダス。貴様に今ここで決闘を申し込む!」
リッチ「……ハァ?」
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