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入試奮闘編3 合格?不合格?
教官「ふむ。今年は優秀な生徒が多いな。特にデューク君、リッチ君、ジニー君、ミア君は飛び抜けているが、さてどうなるやら?」
???「精が出ますね、教官さん。」
少しワクワクしている教官に声をかける三人がいた。
教官「これは、キース先生。校長先生、それに……」
キースと呼ばれた先生「教官さん。知らぬ仲ではないでしょう?固い挨拶は結構ですよ。一次試験、どうでした?」
教官「えぇ。校長やキース先生が注目しているリッチ・カルダス君はかなりいい感じですよ。貴族でもないリッチ君の情報、どこから仕入れたのでしょうか?」
キース「ふふふ、秘密ですよ。他には?」
教官「はぁ。他に、やはりアーキス家のご令嬢の天才魔術師ジニー・アーキス。大貴族カウフマン家の跡継ぎデューク・カウフマン、悪名高いメリーウェル家のミア・メリーウェル。この三人はズバ抜けております。しかし、メリーウェル家のミア君がここまでやるとは……」
キース「教官さん。この場合、すごいのはメリーウェル家じゃなく、ミア君ですよ」
教官「は、はぁ……」
キースと呼ばれた男は、ニヤニヤしながら言う。キースだけじゃない、校長も、もう一人の同行者も、四人の活躍に満足していたようだ。
キース「教官、二次試験は少し趣向を変えさせてもらっていいですか?」
教官「え?それは、キース先生や校長の命令ならばどうとでもしますが……」
キース「だそうですよ、校長。」
キース達三人はまたまたニヤニヤし始めた。
二次試験、何やら大変なことが起きそうな予感
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