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なんだったんだ。 呆然と唇をなぞると身体の熱が太地を捉える。 何故か、耳に残るハスキーな声が熱と共によみがえる。 苦しみなのか、太地には分からない。 あの声が聞きたい。 あの唇に触れたい。 中途半端な熱が太地を狂わせたのかも知れない。
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