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久し振りに颯太と二人で飲みに来て居た。
「太地、俺結婚する。」
颯太の言葉に愕然としながらも、遂にかと感じた。
「相手は、俺も知っている人か?」
「ああ、RZ企画の澤田さん」
確か、良くコンペで競い合う。
颯太と感性が似ていた。
「何時だ?」
「ああ、お互い忙しいから籍だけでも入れようかと。」
「そるなら、来月は割と時間が有るから、いっその事社内コンペで結婚式プロデュースするか?」
「なんだよ、それ?」
「新人の教育も兼ねて、コンペの流れを教えるのに丁度良いかなと。」
「澤田にも、相談してみる。」
太地は、このコンペで颯太を吹っ切る覚悟を決めた。
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