プロローグ

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空が黒雲に蛇がのたうつ様にして塗られて行く。 それを見た悪魔達は一瞬にして今までそこに居たのが嘘と思える程にあっけなく消えた。 「っ!マズい!早く逃げるぞ!」 空を仰ぎ、戦士は同胞達に目を向け、必死の形相で叫ぶ。 しかし、彼の声に返って来たのは同胞達の哀しみと諦めに満ちた言葉だった。
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