エリートの作り方

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 銀座の喫茶店にて… 「片岡君、今君はある選択を迫られている。Aという上司は君の直属の上司。Aは君に入社時から仕事のノウハウをまるで自分の子であるかのように丁寧に教えてくれた、言わば恩人のような人。人格者で部下からの信頼も厚い。次にB。Bは君の上司のライバル。Aとは対象的な性格で、会社社会の中で出世する事を一番に考える男だ。ただし、Bは言うだけの実力がある。社内でも1、2を争う仕事の出来る男だ。今君は、Aと極秘のプロジェクトを進めている。そこにBから誘いがかかった。Bは次の人事で役員に選出されることが内定していた。君を自分の下で片腕になって欲しい!と言っている。片岡君、さてどうする?」
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