勇ましきくまさん

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僕はまだ現実を受け止められなかった。 ケツから糸コンニャクが出た事 オッさんが死んだと思われてる事 そして、なぜかセカチューの感動的なカンジが引き出せない事   だけど、これを受け止められなきゃ前に進めない。 僕は強くならなければ。   そう思って健康ランドに向かった。 すると、バス停から健康ランドの間で、くまさんにあった。 あるぅひ♪もりのなか♪じゃなかった。 くまさんは声をかけてきた 『お嬢さんお逃げなさい』 僕じゃなかったらしいよ。   気になったのでずっとくまさんを見てた よく見ると、道行く女性みんなに声をかけていた。 それも、ブスの時は 『ぅぇれ※●〒□*♂…』 とかやる気がないのに、 美人やかわいい子だと、 『おずょうさフーン‼お逃げなさブフーン‼‼なんだったら僕を踏んずけてください‼‼‼』 くまさんはもう気が気じゃなかった。 しかもドMだった。 踏んで欲しかったらしい。 時には心優しいお嬢さんが、ハイヒールで殴ってくれていた。 その時のくまさんの顔は、とても苦しそうだった。 つーか死にそうな顔してた。 僕は、こんなに勇ましいくまさんをみたのは初めてだった。   家に帰ろうと思った。
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