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デビットソンは考えた
"俺は俺の望んだものを手に入れる事が出来ただろうか"と
デビットソンは自分が思うがままに行動してきた
それが自分の信じた正義ならば、その行動をとることだけが正解なのだと考えていた
今でもそう思っている。
しかし、人の観点なんて千差万別
この考え方を疑問視する者だっている。
その行動が結果的に他人への迷惑となったとしても、自分のわがままを通す事を正義と呼べるのか?と
むしろデビットソン以外の者は皆そう考えるかも分からない。
デビットソンの中には、もう一人の自分のような存在がいる。
そして、そのもう一人の自分もまた、デビットソンの考えを疑問視している者の一人でもある。
それゆえに、デビットソンは自分が自分の正義を貫き、後悔しない道を選んだと思っている時もどこかで、それが正解だったのかと自分を疑ってしまう。
俺はとても弱い
俺は腐れている
俺は自分勝手だ
自分で自分をそう思ってしまう。
デビットソンは自分の正義を貫きながら、自分勝手に自分の罪を償っているつもりになっている。
デビットソンは勝手に自分の正義などとほざき、結局は自分の人生を台無しにしているのでは無いかと考えてしまう。
それでも無理やりに自分の考えを押し通し自分勝手に生きている。
デビットソンとは愚かな人間だ。
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