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あれからどれくらいたっただろう…
僕は、まだ泣いていた。
なぜだか涙が止まらなかった。
多分、オッさんは天国ではしゃいでるのだろう。
しかしオッさんは天国で自分のあからさまにおかしい死に方を神様に告げられ、周りの人からは危ない人を見るような目で見られているんだろう。
かわいそうなオッさん…
僕は、力の限り天国のオッさんに向かって叫んだ。
『うををををぉぉをぉぅぅぇっぉぉぉをを!おっさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぅぅぉっぇぅぅ…』
僕はその場に泣き崩れてしまった。
僕も、危ない人を見るような目で見られた。
僕はオッさんと同じ人間になったんだ。
オッさん。
僕、もう大丈夫だよ。
だって…
もう十分セカチューみたいな雰囲気になったから‼‼
そう天国のオッさんに告げると、僕は明日へ向かって歩いていった。
やっぱり自転車のパンクなカンジしか出せなかった。
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