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源はその日
いつもの様に高校から帰宅した
部屋で課題をやっていると何やら騒がしい音が聞こえるのでそれを見にいった所、一緒に住んでいた叔母が家政婦を殴り殺していた。
源は覗いていたのがバレない様に部屋に戻り通帳、財布、着替え等を鞄に詰め込み急いで出てきた。
「なんで警察に行かなかったんですか?」
「…叔母の後ろには警察に繋がってるヤクザがいるんです…追い掛けて来たのもそいつらで…」
「なるほど…」
風月は頷いた。
「それで源くんは僕に何を依頼したいんですか?」
源は躊躇いながら
「叔母の人殺しを暴いて…それで…とりあえず俺を助けて欲しいです、このままだと俺は間違いなく殺されます!」
風月はにっこり微笑み頷いた。
「その依頼、お受けします」
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