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風月は源の前に紅茶を置くと真正面のソファに座った
「で…依頼ですよね?」
「あ…はい、実は…」
源が話そうとした時、事務所のドアが開いて一人の少年が入ってきた。
多分年は源と同じ位だろう
「おかえりなさい、黄河(こうが)」
風月が声をかけると黄河と呼ばれた少年は小さくただいまと呟いた。
「彼は黄河、僕の助手です。さっきもこの細工をして貰ったんですよ」
風月は開け放たれた窓と足跡を指差した。
それを黄河がモップで掃除し窓を閉める。
「ご苦労様です、黄河」
「…別に」
黄河はそっけなく呟いた。
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