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消えそうな僕 辺りはこんなにも輝いているのに 周りの光が強ければ強いほど僕の影は、くっきりと濃くなる 消えそうな僕 自分の手、足、そして痛みさえも僕のモノなのに 実感がなく、消えそうな僕 膝を抱え身体中に爪を立てる 流れる血の温度だけが僕を僕だと証明してくれる 消えそうな僕 痛みと恐怖だけが僕を僕だと証明してくれる 消えそうな僕 消えそうな僕 消えそうな…
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