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「あ、確か男子に1人だけ知らない人がいるんだけどね。ソイツだけは初対面かな。」
「へえ…。」
あ、伊織が知らない人もいるんだ…。
「えっとね…確かナオトって人かな。」
「ナオト?」
『ナオト』。
かっこいい名前…。
「男子の2人は知ってるんだけど、ナオトって人は2人の友達で初めて会うんだよね。」
「ふーん。2人には会ったことあるの?」
「前にちょっとね。」
そう言うと、伊織は携帯に入っているらしい2人の写メを見せてくれた。
ああ、なんか伊織が仲良くしそうな男子かも。
まあそこまでうん…あれではないけどね。
「ナオトって人、カッコいいらしいよ?もしかしたら舞が好きになるかも(笑)」
「ちょ、ちょっと!」
伊織ったらニヤニヤして…!
私を好きになる男子がいないの知らないからそんな事が言えるんだ…。
かっこいい人は可愛い子がいいから、余計なんだよ?
きっとナオト君だってそうに決まってる。
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