女たちとの対面前  直人side

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旅行の朝。 俺たちは、幸平の寝坊で予定より時間を遅らせながら、待ち合わせの場所に向かっていた。 「幸平、寝坊なんかすんじゃねえよー。」 「悪かったって!ゴムと花火持ってきたから許せし。」 待ち合わせ場所の駅までタラタラと歩く。 さっき克也がメールしたら、まだ伊織って女とツレはまだ駅に着いてないらしい。 だから、遅れてると言っても大した問題じゃないとでも思っているのだろう。 その意見には俺も賛成だ。 どうせ焦ったってどうにもならないし。
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