2人の想い

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『もう秋かぁ……』 優人は頬に手をつきながら教室の窓から秋空を眺めていた。 「もうすぐ文化祭だよなぁ?」 隣にいた大地が優人に話しかけてきた。 『あぁ。そーだな』 優人たちのクラスは千軒太鼓(せんげんだいこ)をする予定だ。 まぁみんなで太鼓の演奏をしようとゆうことだ。 もう練習は始まりかけている頃だ。 今は昼休み。 『あれって……』 !? 優人が教室の隅に目を向けてビックリした。 目の先には美里のうずくまって泣いている姿。 『どーしたんだよ!?』 優人は美里の隣に付き添っていた綾に聞いた。 「月白には関係ないよ!!」 綾は慌てて優人に言った。 『関係ないって……』 優人はすごく心配していた。 少し経ってから大地が俺に話しかけてきた。 「谷本の事何だけどさぁ………?」 大地が言うには、隣のクラスの男子が美里に好きな人を聞いたそうだ。 その人は身長が大きく美里は恐くなり泣いたそうだ。 『そうゆうことかぁ……』 優人はちょっと安心した。 (そーいえば、美里、好きな人いんのかなぁ……?) 優人は美里の気持ちが気になり始めた。
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