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前の席替えで優人は美里の隣だった。
『なぁ……?』
優人は美里に話しかけた。
「何?」
『美里は好きな人いんの~?』
優人はわざと明るく美里に聞いた。
「いないこともない……」
!?
なんともあいまいな返事だ。
『いんの!?』
(いんのかぁ……。だよなぁ……。好きな人いるんなら、やっぱ幸せになってもらいてぇ!!)
「………うん」
(優人だなんて言えないしぃ……)
『ねぇ誰?俺が手伝ってやんよッ!!』
優人は作り笑いをしながら言った。
「誰って……」
(絶対言えないよぉ……)
『隣のクラスの人ォ~?』
優人は美里の話しを聞かずに話しを進めた。
……とゆうより自分が美里のことを好きと気づかれたくなかったので優人は話しを進めるしかなかった。
「……同じクラス」
(人の話し聞いてないし……)
『同じクラスかぁ……じゃあ……』
優人はクラスの男子の名前を全部呼んで美里に聞いた。
「……違う」
『はぁ!?もうクラスの男子の名前全部言ったぞォ~?ホントにこのクラスにいんのかよ!?』
優人は少し怒りながら言った。
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