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響馬も絋瑠も限界は近かった。
ズサッ
響馬の隣で、絋瑠はついに倒れた。
「絋瑠…しっかりしろ………。」
響馬が肩を揺さ振るが、返事は得られない。
そして響馬も気付けば自分も意識が遠くに行きそうになる。
このまま倒れれば楽になれるかもしれない、と響馬は思うが、脳裏によぎるのは燃えさかる村。
ガコン………
機械音が響馬の耳を掠める。
吹雪の中で響馬は人影を捕える。
そして
意識を手放した。
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