2章

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響馬も絋瑠も限界は近かった。 ズサッ 響馬の隣で、絋瑠はついに倒れた。 「絋瑠…しっかりしろ………。」 響馬が肩を揺さ振るが、返事は得られない。 そして響馬も気付けば自分も意識が遠くに行きそうになる。 このまま倒れれば楽になれるかもしれない、と響馬は思うが、脳裏によぎるのは燃えさかる村。 ガコン……… 機械音が響馬の耳を掠める。 吹雪の中で響馬は人影を捕える。 そして 意識を手放した。
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