132022人が本棚に入れています
本棚に追加
コウ「先生、女子生徒にだけ服を捲るよう指示しているようですが、何故ですか? 職員室で詳しくお伺いしましょう」
有無を言わさず、先生の腕を掴み、後ろにいた生徒会役員の2人に連れて行くよう指示した。
麗子は慌てて服を直す。
コウ「変な事されなかったか?」
優しく頭を撫でる会長に不意をつかれ、思わず涙で瞳がいっぱいになり、首を横に振った。
コウ「もう少し早く来てたら、嫌な思いさせずにすんだのに悪かった」
レイコ「会長が謝る事ないです。それに謝るなら、朝した事謝って下さい」
涙が今にも溢れそうな瞳で会長を見上げた。
コウ「それ誘ってんの?」
麗子の腰に手を回し、グイッと引き寄せ、顎を引く。
長いまつげを伏せながら、整った顔で近付いてくる会長を、思いっ切り突き飛ばした。
レイコ「な、何するんですか!? 変態ッ!」
突き飛ばした会長から逃げるように麗子は去って行った。
コウ「アイツおもしれぇ」
楽しそうに笑いながら、孝太郎は保健室を後にした。
最初のコメントを投稿しよう!