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ミヤ「何かあったの? 大丈夫?」
検診が少し長い事に不審を抱いていたから、麗子が泣きそうな怒っているような顔をして帰って来た時、先生がセクハラしたんだと思った。
麗子の手を掴みながら、人がいない所まで引っ張って行き、もう一度尋ねる。
ミヤ「大丈夫?」
レイコ「大丈夫だよ……でもほんとあの男わけわかんない! 一度ならず二度までもキスしようとしてくるし……」
ミヤ「んっ? それって会長の事? なんで会長が出てくるの?」
麗子から経緯を聞いて驚いた。
ミヤ「セクハラ先生はほんと許せないけど、会長、ひょっとしたら麗子を慰めようとしたんじゃ……?」
レイコ「ない! あんな慰め方ないよ!」
確かに慰め方は間違ってるけど、そんな悪い人じゃないのかも……。
麗子が落ち着いたところで保健室に戻ると、セクハラ先生の代わりに女の先生が後日診てくれる事となったようだ。
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