【戦闘シーンの書き方】

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【リズムの作り方】 体言止めや名詞の言い切りなどで、リズム感を作ります。ただ、連発は禁物です。   その他に、具体的なポイントがあります。   ①叫び声などに擬音を使用しない。比喩、暗喩を使用する。 「ギャァーー!」や「ガシャン!!」などの擬音は、場面を間延びさせたり、失敗すれば失笑を買いかねません。 辞書を引いて別の言葉や表現に変えます。 例文: ガシャン! 男がガラスを割って倒れた。    ↓ 入れ墨の腕。擦り抜け、透明な板を突き破った。鋭利な破片が飛び散る音。 男が膝から倒れた。 このように変化をさせて見ましょう。 角川の類語辞書がオススメです。 ②天気・キャラ立ち位置、動作の確実で短い明記。動作が誰のものであるか分かるように。   リズムを保ちながら、戦闘を短文で描くためには、常に読者がキャラの動きや位置を把握できなければ、ついて来れず迷子になります。 ③台詞が誰の物か書かなくても分かるように、最初からキャラごとに喋り方に区別を付けておく。   これはセリフを連続させてリズムを作る為の、下準備と考えて下さい。 ④心理描写は1名のみ。ある程度まとめて書く。台詞の度に逐一入れない。   これは読者をその戦闘に見入らせる効果があります。 続く。
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