【ファンタジーの手法】

3/5

367人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
②説明調にならないように自然に。   ファンタジーでは、悩みの一つになりやすい点です。   説明調になる原因は専門用語の冒頭での多用や、まず冒頭で世界観や歴史を書いてしまうことにあります。   銀英伝など壮大なファンタジーではよく見られますが、かなりの構成力と技術が必要なので、ファンタジー初心者がこれを書くと失敗する可能性が高いです。   対処法は、冒頭にイベントを持ってくること。 戦いや異常現象などを描写しつつ、登場人物の言動で情報を少しづつ読者に与えるのが良いです。   専門用語は小出し。 もしくは登場人物が説明せねばならない状況を作りましょう。   ・入学したばかりの生徒に教授する先生の描写。   ・仲間から叱られて、慣習についての質問をされる。   など。 例えば、食事や生活習慣等の説明も、会話文や通常の情景描写で表現が可能です。   次のページに具体的な例文を載せます。   注意点は、会話が読者に伝えたい設定の説明にならないようにすること。 会話に必然性を持たせること。 これは執筆熟練者でも、すごく難しいです。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

367人が本棚に入れています
本棚に追加