【単調になりやすい語尾の変化方法】

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  語尾は文章を書き慣れていても気をつけていないと、すぐに単調になってしまいます。 私の場合は、下の事項に意識的に注意して書いています。   ◆「~た。」で終わる文章を2つ以上続けない。 ◆「~だった。」過去形を1つ以上続けない。 ◆「~いる。」現在進行形を2以上続けない。 ◆「~美しい空。」のような体言止めを多用しない。(強調したい部分のみ連続使用可。普段は2つまで) ◆「~なのに。」のような言い切りの文章を1つ以上続けない。   注意点を守りながら、文章を組み立てるんですが、なかなか難しいもの。例として以下のような語尾を使うと、単調化を防げます。   ただし、下記の例の中には(★印)、論理的な意味を持たせないと使えないものもあるので、しっかりと登場人物の心理や状況を練ってから書いて下さい。   ◆体言止め、言い切りの文章。 ◆~である。 ◆~なのだ。~いたのだ。 ★~だろう。~なのだろうか。 ★~かもしれない。   <単調な語尾> 彼は思った。風が頬を撫でた。 悲しかった。心のままにいたいと思った。 雨が降り始める。 まるで涙のようだった。   <改善編> 彼は思っていた。風が頬を撫でる。 悲しかった。心のままにいたい。 彼の中の理性はもう消えてしまったのかもしれない。 雨が降り始めた。 彼の涙のように。   以上、こんな感じです。 語尾だけでなく、短文と長文のバランスも考えて執筆すると、文章のリズムが良くなります。 書いた文章を声に出して読み、読みにくい部分を修正していくと良いですよ♪
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